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【Interior Column】創造力を身につける『アート思考』 

創造力をきたえるアート思考

アート思考という言葉を聞いたことがありますか?
アート思考とはアーティストが作品を生み出す過程における発想法を指します。それまでに無かったものを新たに創り出すという点から、アート思考は‶ゼロから1を生みだす″発想法とされ、これまでにない革新的な商品やサービスを生み出していく思考法として、近年ビジネスの世界でも注目されています。

アート思考とデザイン思考の違い

アート思考とよく比較される言葉にデザイン思考があります。「アート」と「デザイン」は同じような意味にとらえられがちですが、実際には異なります。
アートは、自由な表現や想像を指します。アートの目的は自分の考えを表現することや、世の中に問題提起をしたりすることにあります。一方デザインは課題解決を目的としてをり、ある商品やサービスを使いやすく好まれやすい最適な形に落とし込むことを指します。
思考法においても、アート思考は‶自分自身″を軸にオリジナルなアイデアを生み出す発想法、デザイン思考は‶想定する誰か″を軸にある課題を解決することを目指す発想法とされています。

アート思考のプロセス

アート思考を身に付けるには、日々の生活の中で自分自身の興味関心に気づくことからはじまります。モノがあふれる現代、今までにない新たな価値を生み出すことが求められています。自分自身の興味関心に向き合い自分なりの視点を追求することで自分だけの答えにたどりつくことができます。そうしたことを繰り返していくことによって、日々の生活やビジネスにおいても新たな価値の創造につながっていきます。

‶思考するアート″で鍛えるアート思考

現代アートの父ともいわれるマルセル・デュシャンは「アートとは鑑賞者とアーティストとの対話」であるとし‶思考を生み出すアート″を追求した人物です。
アートは目で見て楽しむだけのものではなく、作品を見て感じる「これは何だろう?」「なぜこれを描いたのだろう?」といった自分の中に生まれる思考を楽しむための手段であると定義しました。このように自分の考えにフォーカスをあてる‶思考するアート″は自分だけの視点で物事を見て、自分なりの答えをつくりだすアート思考につながります。


アートのおもしろさは見る人によって感じ方が大きく変わるところにあります。作品をじっくりみて気づいたことをアウトプットしていくことで自分だけの視点に気付くことができます。アートをじっくり見ながら自分自身と向き合うことがアート思考の第一歩になります。

DEJIMASTOCK アート展示販売

DEJIMASTOCKでは昨年に引き続き瀬戸内エリアで活躍するアーティストを中心に扱うタメンタイ合同会社とコラボして、アートの展示販売を行っています。
ぜひいろんなアートに触れて自分の考えや想いとゆっくり向き合う時間を過ごして頂ければと思います。

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